高学年女子に!本好きになるおすすめのシリーズ本!3選!!

2022年4月9日

文章を読む力、理解する力、想像力、語彙力、本を好きになると勉強に役立つ、頭が良くなると言われています。

できるだけ、本が好きな子になって欲しいですよね。

でも「この本面白いよ」と勧めても、親が勧めた本って、読もうとしないという経験はありませんか?

「子どもがハマる本てどんな本なんだろう、本好きの子はどんな本をきっかけに好きになったんだろう?」と思いますよね。

そこで、今の高学年女子に人気で、自分の子供も本好きになった、シリーズ本をご紹介します。

大人もハマる!KZ(カッズ)シリーズ




中学生の探偵チームの物語です。

『KZ』という名前は、主人公が通う進学塾のエリートサッカーチーム『サッカーチームKZ』からきています。

主人公の女の子立花彩以外は、サッカーチームKZに所属する、文武両道のエリート男子4人です。

探偵チームKZの5人は、数学、国語、社会理科、対人関係と得意分野がありそれぞれの得意分野を駆使して事件を解決していきます。

読むまでは、子供が夢中になって読んでいるのを横目に見て、「学園の事件を解くような感じ?得意科目で事件を解くとか子供らしいな」と思っていました。

でも、今まで本をあまり読まなかった子供が、何かに取りつかれたように小学生にしてはかなり厚いKZの本を読んでいるので、気になって読んでみました。

読んでみると、「子供っぽいとか失礼なことを言いました」と謝りたくなるほど、ミステリー要素満載で、学校の外で起こる事件を中学生とは思えない行動力と頭脳で解決していき、本当に面白いです。物語の始まりこそ、学園や塾ですが、話が進むにつれ、難事件に突入して5人が協力して解決していきます。

探偵ものが好きじゃない女の子は面白くないんじゃないか?と思うかもしれません。jところが、普通の探偵シリーズと違って、主人公の立花彩の語りで話が進み、女の子の心情が丁寧に書かれているので、読者が共感し

みんなの憧れのイケメンエリート男子のチームと事件を解く主人公に自分を重ねることができるんです。

本格的なミステリーだけど、恋のドキドキや、友情、冒険もあり、全巻読みたくなること間違いなしです。

 

実際の学校生活の為にもなる!生活向上委員会


生活向上委員会は、小学校6年生の主人公『結城美琴』が、個性豊かなメンバーと、相談に来た生徒のお悩み解決をする物語です。

こちらも小学生に人気の本ですが、タイトルを見ると、

キラキラした明るいクラスの中心人物のような女子が主人公で、お悩みを華麗に解決するのかな?思っていましたが、

なんと、主人公はクラスの全員から無視されているいわゆる『ぼっち』なのです。

読み始めてすぐ、「えー、いじめにあっている人が生活向上委員?」とびっくりしましたが、

小学生の女子なら、クラスの全員に無視されることはなくても、仲間外れや、友達とのいざこざ、悪口で悩むことはありますよね。

低学年の頃は次の日には仲直りできても、だんだん難しくなってくる年ごろです。

読者の子供たちに少なからずある、友達関係の不安や心配から、主人公に共感し,

個性強めなメンバーと失敗したりしながらも協力してお悩み解決していく場面では、読者の悩みの解決になることもあります。

お悩み解決のキーマンが、自称イケメンの『猪上瑠偉』通称ルイルイです。

普段は、ナルシストで個性が強い面白いキャラですが、大人顔負けの洞察力と包容力を持っており、悩みのある生徒の気持ちに寄り添うことができるのです。

このルイルイの存在が、ただの単純なお悩み解決ではなく、リアルな小学生の悩みを解決する、為になる本になっていると私は思います。

私の子供も、登場人物の相談者が自分と同じようなことで悩んでいて、それを解決する話は凄い為になったと話していました。

また、『ぼっち』とか『フラグ』とか、今どきの言葉遣いで、可愛い挿絵もふんだんにあり、ユーモアも満載なので、子供たちには読みやすい本です。

黒魔女さんが通る!


 

ひょんなことから見習いの黒魔女になってしまった、小学5年生の黒鳥千代子通称チョコが、家に住みついた黒魔女ギュービットと、小学校に通いながら黒魔女修行をする、コメディー要素満載の物語です。

小学校で起こる不思議なことや、ちょっとコワい話ことを、ギュービットに助けられながら黒魔女見習いとして解決していきます。

小学生って、ちょっとコワい話が好きですよね。

黒魔女さんは、オカルトが入っていますがコメディーが強いので、読んだらトイレに行けなくなるということはありません(笑)

修行に厳しいけれど、チョコの少女漫画を読んだりするおちゃめな面もあるギュービットとチョコのやりとりも、個性の強いクラスメイトたちもとても面白いです。

2005年から刊行されシリーズ累計400万部以上の売り上げを記録している、長い間子供たちに愛され続けている小説です。

アニメにもなっているので、アニメで興味を持ったら本を買うのでもいいかもしれません。

2016年からは、チョコが進級して、『6年1組 黒魔女さんが通る!!』になっています。

2018年からは、イラストの作者が、藤田香さんから、亜沙美さんに変わっています。

『ゴスロリ』の魔女服を着て大きなリボンを頭につけているチョコも、黒いマントのミステリアスな雰囲気のギュービットもイラストがとっても可愛くて、たまにある挿絵が楽しみです。

本に慣れない子も、テンポが良く面白いかけあいで話が進んでいく黒魔女さんは、読みやすい本だとおもいます。

終わりに

今回は、小学生に人気がある3つの児童小説について取り上げましたが、他にも沢山の面白い児童小説があります。

是非、子供さんと一緒に、本屋や、図書館で読んでみてください。

参考になったら嬉しいです。