ダイエットしたい人におすすめ!読みながら呼吸せずにはいられなくなる本とは?

2022年4月9日

『人生を思うように変える呼吸法』 パム・グラウト 著 小林玲子 訳


「呼吸」エクササイズの本といえば、画像や絵を使ったエクササイズが中心の本を思い浮かべますよね。

「こうして、思考は現実になる」で有名な、パム・グラウトさんの呼吸の本『人生を思うように変える呼吸法』は、画像や絵は一切ありませんが、

三日坊主の人でも、運動嫌いな人でも、食事制限が嫌な人でも、誰でも続いてしまう呼吸エクササイズの本です。

読み終えた後だけではなく、読んでる間中深呼吸してしまいます。

つまり、読みながらダイエットをしてしまう本です。

この、不思議な呼吸の本について、ご紹介します。

どんな本?

「ダイエットは明日から。」という言葉がありますが、ダイエットするのは「辛い」というイメージがあって、「よし、頑張るぞ」と気合を入れたり、ランニングシューズを買って形から入ってみたりしてしまいますよね。

熱量があるうちはいいのですが、だんだんきつくなって断念したり、頑張りすぎてやめた後リバウンドしてしまうことも多々あります。

本書は、「ダイエットするのに、呼吸がいかに重要か」について触れています。

むしろ、ダイエットは意味がなく、まず大切なのは、呼吸だと書いてあります。

ダイエットしたいけど、食べたいし運動したくない私は、食い入るように本を読みました。

なぜ、深い呼吸ができると痩せるのかが分かりやすく書かれています。

文章だけなのに、どのダイエット本より分かりやすいと思うほどです。

また、呼吸をしっかりすることで、ダイエットだけでなく、エネルギーに満たされ、健康になり、心身ともに変わることで、人生が変わるというのです。

途中途中に簡単にできる様々な呼吸法が載っているので、読みながら試すことができます。

なぜダイエットに呼吸が必要??

”ほとんどの人間は必要な酸素の五分の一しか吸っていない。肺の許容量のわずか20%だ”

                                                本文119ページ

 

心臓などの体の機能は、どの人も大差なく、大きな差があるのは、肺にどれだけ酸素を取り込むことができるかだと本書では言っています。

酸素は、血液から細胞に行き、細胞のエネルギーを生成する役割をしています。

エネルギーが充分にいきわたっていれば、食事をすべて消化する、脂肪を燃やすといった、働きがきちんと行われ、

酸素が足りないと、忘れっぽくなるなど脳の働きが鈍ったり、脂肪を燃焼できずに蓄積して、肥満につながります。

だるい、やる気が出ない、ぼーっとするというのは酸素不足かもしれません。

私はしょっちゅうで、「自分て怠け者だな」と思っていましたが、

細胞まで怠け者になってしまうなんて、本書を読むまで知りませんでした。

読んでからは、「私は怠け者だけど、細胞にはしっかり働いてほしから、これからはゴロゴロしながらでも呼吸だけはしっかりしよう!」と決意しました。(笑)

また、酸素が足りていないと、様々な病気を引き起こす可能性もあります。

”ノーベル賞受賞者のオットーワールブルク博士が言うには、がんの原因はたった一つ、通常の呼吸が酸欠状態の呼吸に変わってしまうことだ

本文151ページ

体が酸欠状態になるかどうかが、自分の呼吸にかかっているなど、毎日意識せずに過ごしていましたが、ダイエットだけでなく、健康の為に毎日の呼吸が大切ですね。

エクササイズは難しい?

本書で紹介されている呼吸エクササイズは、毎日3回するメニュー3種類、慣れてきたら1週間に3~4回1種類のエクササイズをするメニューが11種類紹介されています。

エクササイズと言っても、体を動かすのではなく、深呼吸をするだけなので、家事をしながらでも、テレビを見ながらでもできます。

ウォーキングは手軽にできますが、雨の日や寒い日はしなかったり、今日は体調が悪いからやめておこうとか、毎日はなかなか難しいですよね。

でも呼吸なら、どんな日でもできます。1日中やる気が起きない日は寝っ転がってでもできます。

単なる呼吸とは言っても、かなり息切れします!

例えば、息を吸って、吸った秒数の4倍息を止め、吸った秒数の2倍で吐くというエクササイズがあります。

私は1日3回食後に、4秒吸い、16秒止め、8秒吐くことにしています。

始めは一回で息切れして、10回するのが難しいほどでした。

何度かするうちに慣れてきましたが、息を吐くときは苦しいです。肺が鍛えられてきている感じがします。

呼吸の効果は?

まず一番に感じたのは、心が安定することです。

そして、頭がすっきりして、気分転換や仕事の休憩にもぴったりなんです。

後で調べてみると、脳は全身の酸素消費量の約20%の酸素を使うそうです。

脳がそんなに酸素を使うなら、しっかり呼吸しないと、頭がぼーっとしたり、やる気がでないのも納得できます。

そして、イライラした時、嫌なことがあった時なども、深呼吸をしてみると、すっきりしたり、そのまま眠ってしまったりします。

社会の中で生活していると、いつも平常心ではいられませんよね。

そんな時にいくつかの呼吸法を知っておけば、心を安定させることができ、心身の健康に役立ちます。

そして、体温が上がりました。

35℃台だった体温が36℃台になり、今まで、37℃近くなると、風邪のようにきつかったのですが、

最近では昼になり活動すると、毎日37℃近くまで上がるのが普通になりました。

前より疲れにくく、体を動かしたくなり、ストレッチなども始めました。

そして、本書を読むきっかけになったダイエットですが、こちらも効果がありました。

まず、食後すぐに呼吸をするので、だらだら食べがなくなりました。

思ったより、おなか周りの筋肉を使うようで、2週間でお腹に『腹直筋』という縦の線がでてきました。

ただ、1つ困るのが、すぐ忘れてしまう事です。

考え事をしている時や、人と行動していると、食後に呼吸するのをすっかり忘れてしまい、夜に思い出したりすることも多いです。

思い出した時にするようにすれば、寝る前でもできるのであまり自分を責めないようにしました。

食べている時や、ストレッチをするときなども、深呼吸を忘れないようにしたら、2カ月で3キロほど痩せました。

終わりに

読んでる間に、自分の呼吸が浅く感じ、深呼吸をしながら読んでしまいます。

ダイエット本は、時間がたつと読んだ時の熱量がなくなってしまうものですが、何か新しく始めるのではなく、いつもの呼吸を意識してコントロールするダイエット法なので読んだ後すぐに始められます!

しかも、減量のみならず、健康や、考え方、行動まで変化してきます。

興味のある方は是非ご覧ください。